DWEだけじゃダメなの?
DWEは素晴らしい教材だと思いますが、弱点もあります。
それはDWEには『フォニックス学習』の要素が欠けているところです。
DWEは、Listening(聞くこと)、Speaking(話すこと)については、母国語方式で身につけられる一方で、読み書き・フォニックスに特化したカリキュラムはありません。
おうち英語を実践しているご家庭の皆さんの英語学習のゴールは、単に幼児期に英語がペラペラになること(英会話力を身につけること)が到達点ではないと思います。
グローバル化がますます加速する世の中で「英語で学問を学んでいける力をつけること」、「グローバルに仕事をしていける英語力を習得すること」ではないでしょうか。
その長期的なゴール・目標を達成するためには、バランス良く4技能:Listening(聞くこと)、Speaking(話すこと)、Reading(読むこと)、Writing(書くこと)を身につける必要があります。
幼少期にDWEを使ってListening(聞くこと)・Speaking(話すこと)が鍛えられて、英語がペラペラになっても、その先のReading(読むこと)・Writing(書くこと)につなげていけなければ、「本当の意味での英語習得は難しい」ということです。
つまり、DWEで習得できるListening(聞くこと)、Speaking(話すこと)では足りず、Reading&Writing(読み書き)においては、ご家庭でDWE以外の別の方法で学ぶ必要があるということです。
リーディング力、その先のライティング力を身につけるために、まずは読み書きの基礎となるフォニックス学習に取り組むことが推奨されているということです。
説明が長くなりましたが、「なぜフォニックスを学ぶべきか」、そしてその先の「英語多読トレーニング、リーディング力の獲得がなぜ必要なのか」について、理解しておきたいという方は、以下の記事でご紹介した英語教育に関する育児本に、詳しく解説されておりますので是非、お手にとって読んでみてください。
おうち英語民であれば、絶対に読むことをオススメしたい英語教育に関する必読書です!!
なぜリーディング力を身につける必要があるのかが理解できます。
年齢別のオススメのコンテンツも載っているので、手元に持っていて何度も読み返すことができますよ。
フォニックスとは?
日本の子供たちがひらがなを「50音」覚えるように、アメリカやイギリスなどの英語圏の子どもたちも「フォニックス」で英語を学びます。
日本語は文字の名称「あ」と文字の発音「あ」が一致していますが、英語は文字の名称「A(エー)」と文字の発音「a(ェア)」は異なります。
この音の組み合わせで、文字が読めるようになります。
このような英語の「Spelling(つづり)」と「発音」の間には、ある一定の法則=フォニックスがあり、フォニックスを学ぶことで、英語の正しい発音・読み方をマスターすることができるようになります。
フォニックスを学ぶことで、正しい発音を身につけることができ、初めて見る単語もフォニックスを使って読める(発音できる)ようになります。
つまり、読むことの第一ステップがフォニックス学習ということです。
リーディング力獲得へのステップ
それでは、リーディング力獲得へのステップを簡単に解説します。
ステップ | 何をする? | 年齢目安(*) |
ステップ0:フォネミック・アウェアネス | 英語を聞き分ける耳を鍛える | 2~4歳 |
ステップ1: フォニックス | 英単語の正しい発音を教える | 4〜6歳 |
ステップ2: サイトワーズ | 頻出単語を一目で読めるように教える | 4歳半〜7歳半 |
ステップ3: リーディングフルエンシー | 多読で読書力を鍛える | 5歳〜7歳 |
ステップ4:リーディング | 7歳以降 |
まずは、低年齢の間は、英語の歌(マザーグース、ナーサリーライム、季節の歌、手遊びの歌)や英語の絵本の読み聞かせ音声などをとにかくかけ流しして、英語の音を聞き分ける耳を鍛えます。
次にフォニックスへ進むわけですが、フォニックスに進む目安は「文字に興味を持った時」が始め時。
フォニックスは決してお勉強にならず、親子でゲーム感覚で楽しく学ぶこと、音はアプリやYoutubeで正しい発音を学ぶことが推奨されています。
サイトワーズ(Sight words)とは、「一目で読める単語」を意味しており、フォニックスで1文字ずつ拾い読みするのではなく、単語ごと丸暗記(パッとみて読める)ことを目指します。サイトワーズが読めるようになると、読書力が上がります。
フォニックスとサイトワーズの学習と並行して、「子どもが自分で読むことを目的とした本」所謂、アーリーリーダーズを活用して読む練習を始めます。比較的簡単な絵本が多く、子どもに「読めた!」という成功体験を積ませて、多読にステップアップして行きます。
このような手順で一つ一つのステップをクリアしていきながら、読む力が鍛えられていき、その後の本格的な英語多読につなげていくことで、リーディング力が少しずつ積み上げられてきます。
このステップの中でフォニックスは、読むことの基礎ルールであり、読む力を育てるために非常に重要な役割を果たしています。
我が家も、4歳〜5歳の間に、英語多読に進む準備をコツコツとやってきました。
下の図は、我が家が育児本から情報を得て、計画として立てていた英語多読へのロードマップ(計画)です。
まずは乳幼児期はDWEの音源や動画、YoutubeでSuper Simple Songなどを、とにかくかけ流ししました。
次のステップとして、4歳の頃にJolly Phonicsの音・歌に親しみ、Jolly Phonicsの初級の内容を一通りティーチャーまちこのYoutube動画で学びました。(この頃はまだ、「書き」の興味は芽生えていない)
5歳になり、ティーチャーまちこのExPLOREというコミュニティに入会し、フォニックスをもう一度体系的に学び直しました。そして、同時進行でサイトワーズを約300単語暗唱しました。
覚えたフォニックスとサイトワードを活用して、アーリー・リーダーズである、Sightwords Readersを読めるようになり、ORTの多読へと進む準備が整い、これから多読をしていく予定です。
手前味噌ではありますが、今のところはおおよそはロードマップ通り進んでいると言えます。
それでは、なぜ我が家がロードマップ通りに多読の準備を進めることができたのか、それは良い教材・良い講師・良いコミュニティに出会うことができたからです。
我が家のオススメのフォニックス学習
それでは、我が家が実際に使っている、フォニックス学習にオススメの教材・コンテンツを紹介します。
一つ一つについてはまた詳しくご説明することにして、まずは簡単にご紹介します!
Jolly Phonics
フォニックスには色んな会社が出している教材があるのですが、我が家はJolly Phonicsにて学んでいます。
このJolly Phonicsで学んでいくきっかけとなったのは、「親子で英語力アップの3ヶ月のコーチング講座」を受講した際、コーチのオススメの教材として、Jolly Phonicsが推奨されていました。
そこで、まずは「はじめてのジョリーフォニックス」(東京書籍)を購入して親が勉強。
親子でこの教材をベースにフォニックス学習を始めました。
このフォニックス教材、Jolly Phonicsのいいところは、連動性。
一つ一つの音を覚えるための音・とアクションがあり、その音とアクションの元となる物語(ストーリー・絵)があり、その物語の一部を表した歌(Jolly Phonics Song)があり、それらを使って学習を進めていける教材があります。
全てが連動しているので、子どもにとって体で覚えることができ、耳にも残りやすく、ストーリーでも覚えやすいところが魅力です。
歌は無料アプリがあり、そのアプリでかけ流しができるのでめちゃめちゃオススメです!
もちろん副教材も充実していて、Amazonで副教材を購入することも可能です。
Jolly Phonics、ポスターやマグネットなど色んな教材をAmazonで購入することができるのでオススメです!
ティーチャーまちこ / オンライン英語コミュニティ ExPLORE
次に、我が家のフォニックス学習の核となったのは、ティーチャーまちこ先生です。
おうち英語に取り組まれている方であれば、一度は「ティーチャーまちこ」のフォニックスチャンツをお聞きになったことがあるのではないでしょうか?
耳に残るチャンツ、元気いっぱいの笑顔、ポジティブな声かけ、アメリカ仕込みの綺麗な発音。
我が家はすっかりまちこ先生の虜になっています♡
我が家は、最初にJolly Phonicsのテキストを購入し、そのテキストを使って、親子でフォニックス学習に取り組んでいたところ、まちこ先生のYoutubeチャンネルを発見し、息子のウケが良かったのでまちこ先生の無料で提供していたYoutubeのレッスンを活用してフォニックスに取り組みました。
まちこ先生のすごいところは、有料級のフォニックス学習のコンテンツを無料でYoutubeで提供していところです!!
このYoutubeのフォニックスの初級レッスンを発見したことが、我が家のティーチャーまちことの出会いでした。
息子の英語教育で初めてフォニックスを学んでいく中で、フォニックスは初級だけではなく、中級があり色んな例外や同音異綴など細かいルールも存在するということを知りました。
親である自分も体系的にフォニックスを学んだことはなく、親が独自で試行錯誤しながらフォニックス学習を進めていくよりも、フォニックスを熟知しているプロの先生の導きに沿って、きちんと体系的に学習を進める方が絶対に学習効率も上がるし、正しく身に付くだろうと思い、「ExPLORE」という、まちこ先生が主催する英語学校(オンラインコミュニティ)に入会しました。
フォニックスは、フォニックスのプロから学んだ方が絶対にいい!!
餅は餅屋の考え方です。
そして、フォニックスやりたいなら、ティーチャーまちこ先生のオンライン英語学校、Exploreが絶対におすすめです!フォニックス以外にもいろんな魅力があります!!
このオンラインコミュニティの素晴らしさは、フォニックス学習以外にもたくさんあり、語り出すと長くなるので、以下の記事にまとめますね。
とにかく、「まちこ先生との出会いが我が家のおうち英語に光をもたらしてくれた」と言っても過言ではないくらい、ExPLOREに入会したことで、停滞していたおうち英語が前進したと感じており、本当に感謝してもしきれません!!
もうすぐ6歳になる年長の長男は、ExPLOREで提供されているフォニックス初級の学習をコツコツと積み重ね、同時並行でサイトワードも暗唱していき、読み書きの基礎が培われたことで、「多読を始めるスタートラインに立つことができた!」と感じています。
まちこ先生に出会わなければ、きっと自分の力ではうまく導くことはできず、5歳のうちにフォニックスの初級を理解し、サイトワードを暗唱し簡単な読み書きができる状態に長男の英語力を持っていくことは出来なかったと思います。
今やおうち英語もSNSにたくさんの情報に溢れていて、色んなコミュニティ、オンラインサロン、コーチング講座など、子どもだけでなくおうち英語を実践する保護者向けにも色んなサービスが提供されていますが、まちこ先生の「子どもたちにフォニックスに出会ってほしいという熱い想い」と明るく元気で温かい人柄が大好きで、ティーチャーまちこ、ExPLOREは我が家のおうち英語を大きく変えてくれた存在で本当にオススメです。
おうち英語界隈の友達にも、知らない人がいたらいつも布教活動しております(笑)
まだティーチャーまちこに出会っていない方には、是非まちこ先生のYoutubeチャンネルを覗いてみてほしいです♡
まちこ先生のYoutubeチャンネル、こちらです♡
本当に自信を持ってオススメできます!
トド英語
体系的にフォニックスを学び、しっかりと理解していくために、我が家はフォニックス学習の第一人者であるティーチャーまちこのExPLOREの中でフォニックス講座を活用しています。
一方で、フォニックスは日本語の読みのように単純なものではなく初級の42音を身につけた後も、中級と進むと同音異綴があったり例外がたくさんあって本当に複雑です。
まちこ先生から聞いたお話では、アメリカの小学生であっても、毎日学校で3年生くらいまでフォニックスのクラスがあり、数年単位で時間をかけて身につけていくものだそうです。
つまり、知識としてフォニックスを体系的に学んだ後も、フォニックスを身につけるためには、文字・単語にたくさん(目で)触れ、たくさん(音を)聞いて、何度も何度もトレーニングを積み重ね、本当に時間をかけて習得していく必要があるものなのです。
トレーニング教材としてオススメという意味では、「トド英語」かなと思います。
おうち英語民であれば誰もが知っているあの紫色のアプリです!(笑)
トド英語はアメリカの共通教科過程基準のキンダー〜G2(幼稚園〜小学2年生)のレベルの英語を学習できるカリキュラムになっており、ゲームをしたりクイズをしたりする中で自然にフォニックスが学べるようになっています。
もちろん、3,500個以上の英語ゲーム、500冊以上のほんと動画が収録されており、フォニックス以外にもアメリカの文化や慣習など色んな分野が毎日楽しく学べる学習システムが魅力です。
我が家は、こちらのアプリは子どもたちにとっては「遊び」「娯楽」として、生活の中に取り入れています。
トド英語、一つ言うならばなぜマイケルはそんなに日本語喋っちゃうの〜と思う(笑)
正直、おうち英語民からすると、オールイングリッシュでやっていただきたい!!!と思うけど、きっとトド英語はターゲット層が幅広いから日本語で説明する方が子どもたちにウケがいいのかなぁ〜そこはモヤモヤするポイントです。
おうち英語は、そのご家庭にあった取り組み方、スタイルがあるので、おうち英語の形は一つではなく、ご家庭の数だけあります。
皆さんのご家庭にハマりそうなフォニックス学習教材・コンテンツはありましたか?
皆さんのご家庭にあったよき教材・よき指導者に出会えますように♡
最後まで読んでくださってありがとうございます!
フォニックス学習と言っても無限に教材・コンテンツがありますよね。
我が家が取り入れている教材・コンテンツが少しでも皆様の参考になれば嬉しいです♡